また出会いたいと思えるワンシーンを

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また出会いたいと思えるワンシーンを

はじめまして、新メンバーのscene designerタカハシ マリ(写真中央)です。

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この度、HAPPIDEZAへジョインさせていただきました。
今回は私のことを知ってもらうために、お話させてください。
少々長くなっているのですが、読んでいただけると幸いです!
それではどうぞ!

経験と楽しさを得た大学の制作活動

これまでの私の活動を少しお話させていただきます。

私は武蔵野美術大学の出身で、在学中はインスタレーションや立体の作品を主に制作してきました。起点となったのは、中目黒の蔦屋書店で展示する機会をいただいたことで、そこで初めて大型のインスタレーション作品を制作することになり、自分の頭で描いたものが1/1スケールで目の前に存在していくことに楽しさを感じました。ある程度自由度の高い作品作りができるようになったのが3年生で、ゼミはインタラクションゼミに所属していました。

そのゼミをとったのは、五感や体を使って体験することで、鑑賞者が新しい価値観や視点を持ってもらえるような作品を作りたかったのと、学科のゼミで一番自由度が高そうだったから。

何でも一から自分で作ることが好きだったので、作品はもちろんですが、必要な什器や空間がなければ自分で作る!をモットーに、合板や角材をバシバシ切ってインパクトドライバーでガンガン組み立てていくような制作をしていました。

光の可能性を知る

卒業後は空間に関わる仕事をしたいと思い、照明演出の会社へ就職します。その会社では主に都内のイベントやイルミネーションの制作、施工を担っていました。

クライアントが考えた光の演出を器具を作り一灯一灯再現していくので、どのような種類の配線や基盤があり、ライトとの相性やつなぎ方、照明の制御ソフトの使い方、電子工作の知識を得ることができました。

魔法みたいな一瞬一瞬は全部電源から流れる電流と、制御基盤から送られる信号なんだとわかってなんだか切ないです。

それでも私は初めよりも光が好きになりました。

光の可能性を知ることができたからです。

光にはその空間を彩る「装飾」としても、空間と環境の価値を高めることのできる「機能」としてもどちらの顔も存在します。

私たちは光を通してものを捉えています。生活の中ではあまりにも当たり前にありすぎる存在です。

だからこそ、この先も光は人々と多く関わっていくでしょうし、必要とされるものです。

移ろう時間や季節の感覚、活気や落ち着きなど光に表現できることはたくさんあると思います。

光源として捉えるだけでもライトの種類や大きさ、光量の違いで変化を見せますが、さらにさまざまな素材と組み合わせたときの変化はとても面白いです。きっと光には普段私たちが生活で感じているよりも多くの可能性があります。

光という些細な一つの要素でも、そこにある空間や人に対して新しい可能性を提示することができると私は信じています。

Scene designerと名乗ることにした

sceneという単語には下記のような意味があります。

sceneとは
(映画・テレビなどの特定の)場面、シーン、(劇・映画などの)舞台面、背景、道具立て、書き割り、(舞台面を思わせるような)景色、風景、光景、(社会の)情勢

Weblio英和辞書より
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私はもともとステージデザインの世界に進みたいと思っていました。しかし、就活の時にコロナが流行り、エンタテイメント系、特にライブ業界は打撃が大きく採用停止を発表する企業ばかり。将来の見通しが効かなくなり、最終的に自分の作品と方向性の近かった前述の会社へと就職しました。

前職では出来上がった作品自体はどれも多くの人に見ていただけたし、驚いたり笑顔になってもらえて、やりがいに感じていた部分も少なからずはあったけれど、器具を作ることと施工をするという関わり方しかできないことがとても悔しかったです。

私は本当は何がやりたいのか。
ふと疑問に思ったとき、改めて自分に問うてみました。

答えは、誰かの記憶に残るようなものづくりをすること

誰かの思い出の断片が少しでも輝くようなものづくりがしたいです。
思えばステージデザインの世界を目指したとき、演者と観客のエネルギーがぶつかり合う景色に心を揺さぶられ、その空間を彩ることに夢見ていました。そして、光の演出を作っていたとき、どの現場でも必ず人の小さな力の積み重ねがあると知りました。

あなたがこれまでに見てきた景色には
必ずそれを作るために努力した人間がいます。

そしてこれから出会う景色にも、必ず多くの人間の努力が詰まっています。
いつかあなたが訪れたとき、そしてそれをふと思い出したときに、素敵だったなと感じてもらえるようなワンシーンを作るデザイナーとして精進していきたいです!

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